アメリカ・メキシコでは麻薬密輸戦争関連の本は数限りないといっていいほど出版されているにもかかわらず、日本ではこの問題に関連する出版物はまったく出ていなかった。
「ナルコ」について、その歴史からさかのぼり、最近の「戦争」の現状、音楽や宗教といったナルコの文化的側面、そして麻薬戦争解決の切り札として今日世界的に注目される麻薬合法化論争まで、メキシコ麻薬戦争のすべてがこの1冊でほぼカバーできる。
『メキシコ麻薬戦争: アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱』 [単行本]
ヨアン・グリロ(著)、山本昭代(翻訳)、価格2,310円
現代企画室
2014年3月出版